金城龍太 ryuta kinjo
詩を先にしたため、その言葉が宿す「言魂」を作品として描く。
美しくも大胆な作品は見る者の痛みや悲しみに寄り添い、心に安らぎを与えてくれる。
作品の特徴でもあるオキナワンブルーは
安らぎの青、沖縄の青、平和の青を象徴している。また、動物や花、蝶などのモチーフは自然と人間とをひとまとめに飲み込む「母性」の象徴ともいえる。
「クリスタル絵画「黄金絵画」「光のアート」
など見る者の五感を刺激し、そして優しく包み込む、金城龍太が生み出す「詩」と「作品」の世界をお楽しみ下さい。
どんな暗闇にも必ず出口が用意されている さあ 終わりなき旅路に出かけよう
その腕には 愛の重み
夜は光を奏で 心は星に染まる
心は光の中で生まれ 海に帰る
夜を黄金に染める 私達は皆 月の子供
その身を清める希望の光は 心に宿る
儚くて 美しい 心は命そのもの
命は火の中で生まれ 時を燃やす
解き放たれた心は 空の様に羽ばたき 黄金となった
太陽が沈む頃 声の主が現れる 町は静粛に包まれた
私に必要な答えは 全て 私の中にあった
ようこそ光の裏側へ 彼らの呼ぶ声に答えに行こう
暗闇の中に放たれるわずかな光 その光を渡り歩けば 暗闇を照らし出す 道しるべとなる
自らの命を削り 命を育てる者がいる 光のリズムに乗って粉は舞う
全ての不安を脱ぎ捨てて 私は裸になる 心が夜も温かくしてくれる
乾いた心が 涙で満たされる時 心の海に 星が降る
夜の海を渡る時 頭上の輝く星達が道しるべとなり 進むべき道を教えてくれる
愛情の飢えほど苦しいものは無い 今はただ赤ん坊の様に愛される事を夢みて
この世で最も美しいものは 最も暗い
悲しみは影となって空を舞う 辺りは深い闇に包まれた
強さを誇る者も 血を流せば たちまち弱者の餌食となる
起こりえる最悪のシナリオを 私達は書き換える事が出来るのか
森の奥深く 真っ赤に燃える大木は 辺りの木々を金色に染めてゆく
苦しみの中に夢が生まれ 命に光を与える その光が 新たな可能性への扉を開く